毛糸の図書館へようこそ。
『 YarnNote 毛糸の図書館 』は、手編み糸を中心とした毛糸専門の情報サイトです。
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コンセプトは図書館。多種多様な情報が集まる知の集合場所であると同時に、エンタメや新たな出会いを提供する憩いの場でもあります。
町の図書館を訪れるような軽い気持ちで、本を読むようにスムーズに、誰もが毛糸と出会える場を目指しています。
ここで出来ること
1種類ずつ毛糸の詳細をまとめた情報ページの閲覧、毛糸探しに特化した使いやすい検索、新着やピックアップなどの毛糸おすすめ機能をご利用いただけます。
使い方ガイドは【 はじめての方はこちら 】をご覧ください。
YarnNoteについて
YarnNoteは毛糸探しの負担軽減を目的として発足しました。
編み物を愛するすべての人と毛糸との出会いを助け、編み物体験を便利で開かれたものにするために活動を行っています。
- 毛糸情報の収集と公開
- インターネット上に散在する毛糸情報を集約し、一カ所にまとめて体系化する
- 各情報の閲覧・比較を容易にして個人の情報収集コストを削減する
- 廃盤/在庫切れなどの貴重な情報が失われないよう保持する
- 集約した情報をもとに各機能を実装し、デジタル面から編み物を便利にする
- 毛糸特化型検索サービス
- 通常のブラウザ検索よりも正確で効率的な、毛糸に特化した検索を実現する
- 詳細で自由度の高い条件検索による高精度な絞り込みを可能にする
- 情報の発信
- 特集やピックアップなどのおすすめ機能で幅広い毛糸との出会いを創出する
- レビューや検証などの記事を公開し、毛糸の特色と魅力を周知する
- 季節の新作やイベントなど、旬の情報をタイムリーに伝える
- 各種SNSと連携し、すばやくダイレクトに情報を届ける
毛糸を探すって、すごく難しい。
YarnNote発足のきっかけは、いくつかの問題意識でした。
令和の編み物ブームの熱冷めやらぬ2026年。デジタル化の進む社会の風潮に後押しされ、インターネット上には編み物に関する情報が数多く公開されています。
編み方動画や針のレビューなど、編み物に役立つさまざまな情報を調べることができ、簡単にアクセスできる時代です。
一方、毛糸を探すということに関しては、まだまだ不便と言わざるを得ません。
検索で見つけられない毛糸たち
編み物に必要不可欠な材料である毛糸。
どんな作品を編むにしても、まず何よりも必要なのは「条件に合う毛糸」です。

こちらは一般的なブラウザで「毛糸 洗濯できる アクリル」と検索した結果です。
画像は上位33件を抜粋したもので、これら全ページにアクセスして内容が条件に合致するかどうかを確かめました。
検索条件どおりの商品は、33件中わずか4種類でした。
この中にはさまざまなノイズが入り混じっています。
指定した条件に合わない毛糸、無関係のPRページ、同一商品の重複、毛糸関連のブログ記事、ここには映っていませんが明らかな偽物や粗悪品の販売ページなども複数件ヒットしました。
毛糸を探すための検索としてはあまりにも精度が低く、非効率的です。
無いのではなく、見つからないだけ
ここで強調しておきたいのは、”インターネット上に情報が存在しない”というわけではないということです。
メーカーの公式サイトやオンラインショップなど、商品の詳細情報が公開されているページは数多く存在します。実際、先の画像内のほとんどがオンラインショッピング用のページでした。
ではなぜ検索が不便なのでしょうか。
原因は、それらが”調べ物に特化した情報ではない”ことにあります。
メーカーやショップのお仕事は毛糸を作ること・売ることであって、毛糸の探し物や調べ物を便利にすることではありません。
1つの商品に対してかけられる手間は限られているために詳細が省略されることも多く、検索に必要な情報が欠ける場合があります。
さらに、掲載商品のラインナップは各々の取扱い状況に左右されるため限定的です。一時期掲載されていたとしても、廃盤や売り切れになれば削除される可能性もあります。
毛糸を探す、毛糸を調べる。この2つに特化したサイトが存在しない現状が、検索の不便を生みだしているのです。
「探す・調べる」は編み物に欠かせない
毛糸選びを間違えばスムーズな編み物体験は叶いません。何を編むにしても、まずは条件に合った毛糸を探し出す必要があります。
しかし、先に説明した通り、毛糸の条件検索はほとんど機能しません。
毛糸は実に多種多様で、国内外に数えきれないほどの商品が存在します。それぞれ特徴ごとに使いみちが大きく異なり、その種類は膨大です。
さらに毛糸にはタイムリーな側面があり、季節の新作や期間限定品が多く出回ります。売り切れや廃盤などの事情によってラインナップは常に変化し、流動的です。
そこに検索の不便が加われば、望みどおりの毛糸を探し出すことはもはや至難の業といえます。
「探す・調べる」は買い物の前段階。このフェーズで時間的・心理的コストを浪費すれば、そのあとの買い物や編み物にまで悪影響を及ぼし、編み物全体の作業効率が低下します。
情報不足、負の連鎖
自然と狭まる選択肢
人の心は”より楽な方”へと向かうように出来ています。
一度情報収集を試みて「インターネットでの毛糸探しは不便で非効率的だ」と学習すると、次からは検索を避け、もっと楽で効率的な方法を模索し始めます。
たとえば、SNSなどで偶然流れてくる情報を受け取るようにすれば、検索なしで情報をゲットできます。
あらかじめ好きなブランドに狙いを定めてその中から選ぶようにすれば、情報収集に手間がかかったり迷ったりする心配を減らせます。
調べることが苦手な方であれば、いっそ近所の毛糸売り場をパトロールして直接買い集めるほうが楽かもしれません。
こういった”選択肢を狭める”方法をとれば確かに個人の毛糸探しは楽になります。
しかし、これでは根本的解決にならないだけでなく、自ら情報不足を強化しているにすぎません。
需要の集中と過熱
“選択肢を狭める”行動は人としてごく自然な心理です。それゆえに大勢の人々が同じ結果に行きつきやすく、集団化して大きな影響力を持ちはじめます。
情報を得ることができなければ、買う人にとっては実質”毛糸が無い”のと同じです。
とはいえ毛糸がなければ編み物ができません。編み物を愛する人にとって糸の確保は重要な課題です。
大勢の人が「狭い選択肢の中から買うしかない」という意識を持てばどうなるでしょうか。
特定のブランドや販売店に対して極端に需要が集中し、毛糸の売り切れが続きます。
他に選択肢がなければ出来ることは1つしかありません。売り切れる前に買ってしまうことです。
多くの人が同じ行動をとることで品薄が発生し、買い占めや在庫争奪戦に繋がり、やがて高額転売へと発展します。そしてまた買い占めへと続き、ぐるぐるとループしていきます。
この情報不足に端を発する”負の連鎖”が、毛糸を買う・作る・売る人々にさまざまな不利益をもたらすことは想像に難くありません。
毛糸は品薄になりやすい
毛糸の品薄の原因はさまざまですが、その一旦を担うのは毛糸という製品のもつ”買いだめしやすい”性質です。
まず大前提として、毛糸がなければ編み物ができません。在庫切れを起こさないためにまとめ買い心理が働きます。毛糸には特に使用期限がなく長期保管ができます。買いだめしておけば好きなときに使えて便利です。
また、毛糸は数量限定品が多く、売り切れと廃盤が発生しやすいものです。基本的に売り切れイコール販売終了になるため、欲しい毛糸は売り切れる前に買っておく必要があります。
毛糸を買うときは「着分プラス予備の分を買っておく」のが通例です。編んでいる途中で毛糸が足りなくなったときには同じ毛糸が売り切れているかもしれません。
もし買い足せたとしてもロットが違えば互換性は保証されず、染色や質感が異なって使えない可能性もあります。作品を編み始める前にあらかじめ十分な量を確保しておくことが重要になります。
とりあえず着分プラスアルファを確保しておこうと買いだめに繋がりやすいのです。
買いだめのしやすさに加え、毛糸特有の販売事情も品薄の原因になり得ます。
基本的に毛糸は小分けの状態で販売されます。ソックヤーンなど1玉編みきり前提の商品でない限り、必要に応じて複数個購入するのがデフォルトです。100円ショップの毛糸は安価な値段に合わせて1玉あたりの量が少ないため、編む作品によっては何十玉もの大量購入が必要になります。
毛糸玉は丸く立体的でかさばり、一度に仕入れたり陳列したりできる種類・数量には限りがあります。特に100円ショップの毛糸は他商品との兼ね合いで陳列スペースが狭いことも多く、複数個まとめ買いしただけで棚が空になります。
毛糸を取り扱う販売店が少なく、需要が集中しやすいことも関係します。
令和の編み物ブーム以降、毛糸を買える場所といえば、都市部の大型手芸店・町の手芸店・毛糸専門店・ホームセンター・ショッピングモールの手芸コーナーなどが主な選択肢です。
なかでも多くの人にとって最もアクセスが容易なのは、全国チェーンの100円ショップです。
まず何よりも店舗数が豊富であること。実際に手に取って毛糸を選べるのは大きなアドバンテージです。また、公式サイトやSNSで商品の詳細や在庫状況が公開されています。
貴重な情報源が人目を集めるのは必定です。その圧倒的な便利さゆえに需要が集中し、品薄へと繋がります。
毛糸争奪戦を終わらせる
初心者にやさしく
令和の編み物ブームを後押ししたのはその参入障壁の低さです。「100円ショップの材料と道具で手軽に始められる」という手軽さで人気を博し、SNSやメディアを通して広く拡散されました。
初心者がまずはじめに手に取る毛糸として、編み物の入口として、手軽に買える毛糸が重要な役割を果たします。
初心者なくして文化の存続はあり得ません。初心者の参入と需要増加は、編み物文化を発展させる大きなチャンスです。
しかし、増加した需要は分散せず、より手軽なものへと集中するばかり。
初心者からベテランまで勢ぞろいで毛糸の奪い合いが繰り返されています。
毛糸探しの不便が解消され、選択肢が広がらないかぎり、毛糸争奪戦は永遠に終わりません。
もし終わるとしたら、それは毛糸を買う人が少なくなったことを意味するでしょう。
探せる、出会える、広がる
問題の根本となるのは”情報不足”です。
簡単に毛糸を探すことができ、毛糸と出会えるサイトがあれば、毛糸選びの選択肢は大きく広がります。
今まで検索の不便のために知ることのできなかった新たな毛糸に出会えるようになれば、毛糸を買う・売る双方にメリットがあります。
自由に選べる毛糸が増えれば需要はおのずと分散します。
狭い選択肢の中でたまたま見つかった毛糸を買うのではなく、数多の選択肢の中から望みどおりの毛糸を選んで買えるようになるのです。
品薄が緩和され、売り切れに対する過度な恐怖がやわらげば、売り場のパトロールやSNSチェックなどに費やす労力をもっと有意義なことに使えるはずです。
「これから先も発展しつづける日本の編み物文化を、情報の面からより良くしたい。」
これがYarnNoteの本懐です。

